年末調整Q&A②

Q.年税額の計算の為にはどのような準備が必要ですか?

A.年税額の計算に当たっては、まず、各種の控除額を確定しなければなりません。各種の控除額の確定には、給与所得者から提出される扶養控除申告書、配偶者特別控除申告書、「給与所得者の保険料控除申告書」(以下「保険料控除申告書」といいます。)、「給与所得者の(特定増改築等)住宅借入等特別控除申告書」(以下「住宅借入金等特別控除申告書」といいます。)の記載内容や添付書類の確認を行う必要があります。

 したがって、これらの申告書が誤りなく給与所得者から提出されるよう、これらの申告書の記載にあたっての注意事項や必要な添付書類の周知を行うとよいでしょう。

 

Q.扶養控除申告書の記載内容を確認する際のチェックポイントは何ですか?

A.扶養控除等申告書のチェックポイントは、「扶養控除等申告書の提出の有無等の確認」「控除対象配偶者と控除対象扶養親族の確認」「障害者等の確認」です。

 

 

※扶養控除等申告書が提出されていない人については、年末調整を行うことができず、また、月々(日々)の給与の支払の際の源泉徴収に当たっては、税額表の乙欄が適用される(2ヶ所以上から給与の支払を受けている人を対象とした、通常より高額の所得税及び復興特別所得税が徴収される)こととなります。